遺品整理の時期はいつ? 親が持ち家で暮らしていたとき

実は、遺品整理はいつまでにやらなくてはならないということはありません。

ただ、親がどこで暮らしていたによって違いがありますので、今回は「親が持っていた家で暮らしていた場合」について説明します。

親が所有していた家で暮らしていた場合の遺品整理の時期は?

親が持っていた家で暮らしていて病院や自宅で亡くなった場合の遺品整理の時期ですが、その家を

1、売るか

2、壊すか

3、人に貸す

までは遺品整理はしなくても大丈夫です。

空き家になった場合

1人暮らしだった親が亡くなった場合は、誰かが住まない限り、空き家になってしまいます。

相続した人が空き家を売りたいけどなかなか売れないとか、建物を壊して更地にしたら売りやすいけれど、更地にすることで固定資産税が高くなり、すぐに売れない場合は更地にするのをためらうことがあります。

つまり、その家の立地や状態で簡単に売れない事情がありますね。

空き家は一軒家をイメージする人が多いですが、マンションの一室も同じです。

売却価格を低くすれば売れそうだと思いますが、なかなか売れないマンションがあります。

すぐに売れない場合の空き家は、その家を相続した人がどのようにするのかを決めるまでは亡くなった方の遺品整理は手つかずでも問題ありません。

遺品整理は後回しでも家の管理はきちんとする

ただ、家の管理はしっかりしておかないと、他人が庭にごみの不法投棄をする可能性や庭の木が大きくなり隣の家に迷惑をかけてしまうことがあります。

また、定期的に水を流していないと浴室などで虫が湧くことがありますし、郵便受けからチラシなどがあふれて誰もいないことが周りにわかってしまうことがあります。

実は、空き家ではないのですが、以前借りていた賃貸住宅の部屋がありまして、35日くらい一度も行かなかったら、ユニットバスに小さな虫の死骸がたくさんあってビビりました。

6月~7月の時期でしたので、虫が発生しやすい時期だったのかもしれません。

隙間風が入る家だったら違っていたのかもしれませんが、密閉性の強いユニットバスのせいなのか…

虫が飛び交っている場面に遭遇していたら、じんましんが出て血の気が引いてしまったかもしれません。誰も手入れをしていない実態を実感しました。

さらに、空き家は空気の入れ替えも必要でカビや腐食などがないかなどのチェックも必要になります。

遺品のメンテナンスも大切

私の母が亡くなったときは、父と母と私の3人で暮らしていました。母の遺品整理はすぐにはやらず(一部父がやっていたことを後から知る)、桐のタンスに入っている着物類や衣装ケースに入っている衣類の防虫剤の交換はしていました。

それから、亡くなった人を忍んでその人が使っていた部屋やスペースをそのままにしておくことがありますね。

空間まるごとが遺品だと思います。まるで今でもその人が生きているかのような空間を大切に維持されています。

そのようなときは亡くなった人を忍ぶ気持ちを大切にして、より一層遺品のメンテナンスをしてほしいと思います。

そして、あなたの身近にそのような空間があるときは、その空間を大切に感じている人の気持ちを大事にしてあげてほしいと思います。

まとめ

亡くなった方が持っていた家で暮らしていた場合は、遺品整理は後回しにしても誰も住んでいない空き家の場合は、維持・管理をしっかり行いましょう。

人任せにするとお金がかかるし自分たちで維持・管理をやった方がいいと思って行う人が多いですが、年月が経つとを次第に体力的にしんどくなってくることがありまます。

メンテナンスをやって空き家の管理をしてくれる企業などがありますので、相談してみるのもいいでしょう。

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