遺品整理で困っているあなた!
遺品整理って色々と処分できずに困ることが多いんですよね。家財道具だったり、衣服だったㇼと…そんな中、意外に困るものがあるってご存知でしたか?それは何かというと…
「実は写真が困るものTOP3に入るくらい困るんです!」
結構ビックリですよね。でも遺品整理を行うにあたって、かなり相談があるのが写真なのです。ということで、今回は写真の処分の方法を紹介いたします。
目次
写真が何で困るの?
それではまず写真がなぜ困るのかを紹介します。
まあひと言で言うと、
「思い出がいっぱい詰まっていて捨てられないからです!」
これは納得ですよね!
写真が捨てられない理由
多くの方が、父や母の遺品を整理する際に昔の写真を見つけます。それが大体あなたの写真で、しかも大事に取ってあるんです。
赤ちゃんのときの写真、家族旅行の写真、入学式や卒業式、成人式など、成長のふしめでの写真がたくさんあります。
そのときどきで成長を見守ってくれていた写真をそう簡単には捨てられません。
実際に私も母の遺品整理をした際に写真を見つけました。
その写真は母の若い時の写真や父の写真もありました。でも、圧倒的に多かったのは私と家族の写真です。
それも大切にアルバムに保管されているものがほとんどです。
今のようなデジタルの写真がない時代では1枚1枚大切に撮ってアルバムにおさめられています。
自分では記憶にない写真もありますが、当時は母や父やどういう気持ちだったのかなとか、この写真の時代は私はどんな子供だったのかなとか、いろいろな思いがこみ上げてきて時間が止まったような感じになりました。
母が元気だったら、この写真を撮ったときはどんな感じだったのか聞いてみたかったと思うと、涙が自然に出てきてしまいます。
アルバムやバラの写真は整理することができないものばかりで今だにそのままです。
このような背景があるために、遺品整理の写真というのは非常に処分に困るのです。
整理する前にとりあえずすること
写真専用の箱を用意しよう
遺品整理をしているときに写真ができてきたら、その都度整理せずにひとまず写真専用の入れ物を作りましょう。立派なアルバムが出てくることがありますので、可能ならそのアルバムが入る大きさの箱がいいですね。そして、そこに出てきた写真をどんどん入れて整理は後回しにします。
出てきた写真を1つ1つ見ていくと、思い出に浸ってしまって時間がどんどん過ぎて整理にならず1日が終わってしまうことがあります。また、思い出に涙してしまうこともあります。
ムが作成されていることもあります。ただ、初めての子どものときはたくさん写真を撮っていても、二人目以降の子どもの写真は数が少なく、家族写真が多くなったりすることがあります。
保存する場合
デジタルで保存する方法
遺族がお気に入りの写真があれば、デジタルフォトフレームを使って毎日お気に入りの写真を見ることができます。
これは、特に夫婦のどちらかが先に亡くなった場合に思い出の写真を身近にいつでも見ることができる方法の1つです。
仏壇やリビングなどに写真を飾っておくという方法がありますが、デジタルフォトフレームは自動的に数枚の写真を表示してくれるので、動かない写真とはまた違った良さがあります。
また、アルバムに貼ってある写真を1枚1枚データにしてDVDで保存してくれるサービスをやっている写真屋さんがあります。アルバムのページごとにテレビで見ることができるDVDにしてくれたり、8mmフィルムのDVD保存サービスもあります。
さらに、ネガフィルムの保存に悩む場合は、そのフィルムもデジタルデータにしてパソコンで見ることができるようにCDに保存してくれるサービスもあります。
写真を修復したい場合
色あせてしまっている写真がありますよね。
よく「セピア色」とか言って、それはそれで味があるものですが、昔撮影した色を再現することができます。
また、写真の一部が色が剥げてしまっているというような場合、写真の修復ができます。
写真の修復技術は昔よりも良いので、修復したい写真があれば修復をしてくれる写真屋さんに依頼しましょう。写真が生き返ります。
相談が必要な場合
兄弟姉妹がいる場合の写真の処分はどうするか
写真アルバムが何冊もあり整理に困ることがあります。
自分の子どものころの写真のアルバムであれば、そのまま引き取って保管しておくということができます。また、自分が気に入ったものだけを改めて別のアルバムにするという方法もあります。
遺された家族が1人の場合は、写真の整理は時間をかけてやることができますが、兄弟姉妹がいる人は、誰がどの写真をとっておくのか決める必要あります。ただ、膨大な家族写真であれば兄弟姉妹が集まってお互いが写真を選ぶことは難しいことが多いでしょう。
その場合は、写真を見たい人が率先して選んで、関心がない他の兄弟姉妹には必要ないなら全部処分することに同意してもらう方法があります。
あとあと、写真の整理でもめるのは誰しも嫌なものですから、きちんと連絡をして同意を得ていくのが安全です。
私事ですが、母の遺品であるアルバムは引越のときに全部私が持っていきました。私は兄と2人兄妹ですが、兄は引越作業にはほとんど参加せず、母親の遺品には全く関心を示していなかったからです。
写真のバラのようなものは自分の知る限り見当たらなかったので、アルバムだけを持ってきたのです。
私が子どものころは、家族旅行に行った後に父親がスライドにしてくれて、スライドショーのようなことをやっていたのですが、そのスライドにしていたもの何回かの引越の間になくなっていました。
親が捨てたのかもしれません。
何十年たった今ではとても残念に思います。自分の昔を知る手がかりの1つだからです。自分の小さいころの写真はあまりないですし、記憶が全くない幼少期なので、写真があれば自分を振り返ってみることができたのかなと思っています。
捨てる場合
写真の供養という方法
親が大切に保管していた写真ですから無下に捨てるのは気が引けるという人は、お寺で供養してもらう方法があります。お寺に直接行かなくても郵送で写真を送って供養をやってくれるお寺があります。お寺によって料金が異なりますので、調べておきましょう。
シュレッダーで処分
写真をDVDに収めたりデジタル化した後であれば、シュレッダーで処分する方法があります。
思い出とさよならする感じで写真が消えてなくなるのは寂しいですが、デジタル化して手元にありますので、いつでも写真と出会えるため罪悪感は少なくなると思います。
要注意!
デジタルで残っている写真
親がデジカメやスマホなどで写真を撮って、そのままそこに残っていることがあります。
どんな写真が残っているのか確認した後、保存しておきたいものがあればCD-RやDVD-Rに保存しておきましょう。
実は、このデジタルで残ってる写真は、要注意です!
デジカメやスマホ、パソコンの中に残っていた写真の中には遺族にとって見たくはなかった、知りたくはなかったものがあることがあります。
例えば、父親や母親が不倫していた人との写真や家族には知られたくない趣味の写真です。
夫婦のどちらかが先に亡くなった場合、残された夫または妻がその写真を一番先に発見してしまったときは、相当なショックを受けると想像されます。実際に、亡くなった夫の不倫の写真を見てしまった妻がショックのあまり体調が悪くなったり病気になったりすることがあります。
父親と母親のどちらかが先に亡くなったときは、その亡くなった親が使っていたデジカメ、スマホ、パソコンの中に残っている写真は、まず子どもが一番先に確認しましょう。
そして、残された親に見せてはいけない写真があれば、それは削除して親には見せないようにしましょう。削除した写真のことは口外せずに墓場まで持っていく覚悟をしましょう。誰かに話したことが回り巡って一番知られたくない親の耳に入るかもしれませんから。
まとめ
写真の遺品整理について今回の記事はいかがでしたでしょうか?
今回のまとめです。
- 写真専用の箱を用意しよう
- 子どもである自分の写真への親の思い
- 兄弟姉妹がいる場合の写真の処分はどうするか
- デジタルで保存する方法
- 写真を修復したい場合
- デジタルで残っている写真
- 写真の供養という方法
となります。
写真の整理はできることなら時間をかけてやりたいものですが、量が多い場合には写真を見ずに全部処分してしまうという場合があります。
ただ、後々後悔しないように写真の処分については考えてほしいものです。